薪ストーブ

【薪ストーブの種類】これだけ押さえれば薪ストーブ選びが楽しくなる

薪ストーブに関して、多くの方が疑問薪ストーブには興味があるけれど…

そもそも、どんな種類があるの?そしてそれぞれ、どんな違いがあるの?

うちの場合、どれを選ぶべきなの??

 

今回はその質問に、お答えします♪

薪ストーブは、種類により様々な特徴があります。

薪ストーブをどんな風に使いたいのか?により、それぞれの方式が合う・合わないが見えてきます。

あなたの薪ストーブ選びの参考になれば、嬉しいです。

 

 

素材別

薪ストーブ種類素材

 

まずは、薪ストーブ本体の素材による違いは、大きく2種類に分けられます。

鋳物製

割と伝統的な薪ストーブは、鋳物製のものが多く、鋳物独特の重厚感や、鋳物ならではの美しいデザインが特徴的です。

薪stove

 

金属を溶かして型に流し込んで成型したもので、最近の鋳物製薪ストーブの多くは、鉄と黒鉛やクロムでつくられた鋳物です。

 

非常に耐久性に優れ、本体の寿命はライフタイム(人の一生)とも呼ばれるほどです。

さらには、内部が熱による変形をきたした時には、鋳物部分の各所をパーツ交換することが可能で、本体そのものは長く使えるというメリットがあります。

 

また、暖房器具としての立ち上がりはやや遅めではありますが、一度暖まると冷めにくく、冬場に丸1日間家を空けていても、戻ってくると何となく温かい、そんな良さもあります。

 

 

ただし、ちょっとだけ扱いに注意が必要です。

それは、鋳物は伸縮性が低く、急激な温度変化に耐えられないからです。火起こしの際、急激に温度を上げすぎると、薪ストーブ本体が膨張し、ヒビが入ることがあります。

そうなると、もうパーツ交換では済みませんから、ストーブ本体を交換する必要が出てきます。

 

とはいえ...

最近の鋳物製薪ストーブはかなり丈夫ですから、通常の火起こしをしていれば、ストーブ本体にヒビが入るなんて事態は、そうそうありませんので、ご心配なく。

 

伝統的なデザインのストーブを好む方や、雰囲気、蓄熱性が高いものに興味がある方には、オススメのストーブです。

 

鋼板製(スチール製)

ここ最近、人気が出てきた鋼板製の薪ストーブは、鋳物製のような重厚感や表面に装飾はありませんが、大きな窓が設けられているものなどデザイン性の高いスタイリッシュなものが多くあります。

また、小さなものから大きなものまで、本当に形に制限がないことが良くわかります。

 

立ち上がりも早く、熱伝導率も高いため、暖房器具としては超優秀です。

ただ、この熱伝導率の高さは、冷めやすさにもつながります。火を入れれば温かく、火を落とせばすぐ冷める、そんな特徴があります。

 

鋼鉄製の薪ストーブは、薄い鋼板を使っているもの、厚い鋼板を使っているものなど様々な種類があり、それによって耐久性も大きく変わってきますので、気になっている鋼板製薪ストーブがどういうものなのか、きちんと理解しておくことが重要です。

 

また、鋳物製のように、局所的に必要な部分だけの部品交換ができず、どこかが破損したら、ストーブ本体を交換するケースも多いようです。

 

とはいえ...

鋼板製の薪ストーブは、鋳物と比べ温度変化に強く、ストーブ本体のひび割れ等はほとんど聞いたことがありません。

さらに、高温での連続運転にも強く、中には800℃を超える連続運転にも耐えられる機種も出てきているようです。

入手しやすい薪に針葉樹が多く、高温運転になりやすい方などは、オススメのストーブです。

 

 

燃焼方式別

薪ストーブ種類燃焼

 

次に、燃焼方式による違いをご紹介します。

薪ストーブは、燃焼方式の違いにより、薪の減り方やメンテナンスの仕方が異なってきます。

あなたのニーズに合った燃焼方式の薪ストーブを選んでみて下さい。

 

非触媒式(クリーンバーン燃焼)

この方式は、煙に含まれる不純物を、同じ炉内で一次燃焼と二次燃焼を行う方法です。このため、排気のクリーンさは触媒方式のものに比べて劣るものの、排気のルートを変えるダンパーを開けたり閉めたり等の操作が要らず、とてもシンプルで扱いやすい薪ストーブになります。

このことからも、世界の高性能薪ストーブメーカーのほとんどに採用されている、最もポピュラーな燃焼方式です。

 

また、排気の流れを変える必要が無いので、薪ストーブ本体の構造がとてもシンプルで、壊れにくいというメリットも。

 

着火しやすく、安定した燃焼が得られ、メンテナンスも容易なため、初心者からベテランの方までオススメの燃焼方式です。

※主にこちらのページを参考にさせていただきました:DuchWest Japan

 

触媒方式(キャリタック燃焼)

 

この方式は、もともと、薪ストーブの排出ガスを低減させるために開発された方式で、触媒を使って煙やガスをクリーンにする方式です。

通常、炉内で薪が燃えると、一時燃焼段階では燃焼温度が低く、不燃焼ガスが発生しますが、この不燃焼ガスを、触媒に通過させることで、不純物の90%以上が再燃焼され、煙がきれいになります。

排気がきれいで煙が出にくい方式のため、住宅街にお住まいの方にオススメの方式です。

※主にこちらのページを参考にさせていただきました:DuchWest Japan

ハイブリッド方式(フレックスバーン燃焼)

触媒方式「キャタリック燃焼」と、非触媒方式「クリーンバーン燃焼」を組み合わせた燃焼方式で、高い燃焼効率とともに優れたメンテナンス性を実現した燃焼方式です。

我が家の薪ストーブ(バーモントキャスティングス社のアンコール)も、この方式なのですが、ダンパー操作で触媒方式の運転に変えてしまえば、煙突から出るのはかげろうのような空気の揺らめきだけで、煙はほぼ見えなくなります。臭いも気になりません。

また、汚染物質をほとんど出さないので、6年間使っている今も、煙突内部にタール的なものがこびりついたことはなく、シーズン終了後の煙突掃除でも、お茶碗一杯分も煤が出ません。

 

さらには、燃料効率が良いということは、薪の消費も少なく済みます。

我が家の場合、アンコール1台のみで延べ床面積約35坪の家全体を温めていますが、1シーズンで9立米足らずの薪で済んでしまいます。

 

なので、我が家のように、住宅街で薪ストーブを使用したい方や、薪を効率よく燃やしたい方などにはオススメです。

 

 

ただし、触媒方式(キャタリティック燃焼)、ハイブリッド方式(フレックス燃焼)で使われる触媒は消耗品です。使用頻度にもよりますが、3年程度で交換する必要があり、大体2万円前後ですので、ランニングコストとして考慮しておきましょう。

 

※主にこちらのページを参考にさせていただきました:DuchWest Japan

 

暖房方式

薪ストーブ種類暖房

 

最後に、薪ストーブ本体の構造による暖房方式の違いをご紹介します。

 

輻射熱方式

輻射式

多くの薪ストーブに搭載されいてる方式で、炉内の燃焼により薪ストーブ本体を温め、その表面から発する輻射熱で部屋を暖めていく方式です。

穏やかで柔らかい暖かさが特徴で、エアコンにはもちろんのこと、石油やガス、電気ストーブにはない、本当にほっとする暖かさを提供してくれます。

また、ストーブ表面から発する遠赤外線が身体や家の壁、柱、家具等を温めるため、火を落としてからも柔らかな温かさが持続します。

 

輻射熱方式の薪ストーブには、ストーブ本体に凹凸のある模様をつけて表面積を大きくしたり、耐火レンガなどにより蓄熱性を高めているものも多く、特に鋳物製の薪ストーブの場合は、火を落とした後も、穏やかな温かさが長く続きます。

 

ただ、やはりストーブ表面が非常に高温になることから、家具や壁との間に十分な距離が必要になりますし、炉台・炉壁にも気が抜けません。

お子様やペットがいるお宅の場合も、ちょっと注意が必要です。

 

穏やかな温かさを楽しみたい方や、ストーブ置き場に制限が少ない方にはオススメです。

対流熱方式

対流式

この方式は、簡単に言うと、本体の側面が二重構造になっており、その二重部分に下から取り込んだ空気を、薪ストーブの熱で温まり上昇気流が発生、上部の隙間から吹き出すという方式です。

ですので、薪ストーブの炉壁がそのまま外部につながっているわけではないので、安全性が高く、壁や家具など可燃物との離隔距離がそこまで必要ないのが大きなメリット。

薪ストーブの設置場所が家具と家具の間、等、設置場所に制限がある方には、オススメです。

 

とはいえとはいえ、じーっと触っているとやはり火傷しますので、十分注意してくださいね。

 

また、輻射熱方式の薪ストーブと違って、天板がそこまで熱くなりませんので、天板の上にヤカンをかけたり、お鍋を置いて煮込み料理をする等という使い方には向いていません。

 

ですが、最近では、天板は輻射熱方式、壁面は対流熱方式といった、双方のいいとこどりをしたストーブも出てきていますので、あなたのニーズにピッタリな薪ストーブが見つかると思います。

ちなみに、温まった空気が直接部屋に吹きだすので、部屋全体が温まるのは、対流式の方がやや早いです。

 

 

最後に...ニーズ別のオススメまとめ

 

これらのことから、よくある薪ストーブに対するニーズ別に、ざっっくりと僕のオススメをまとめてみました。

まとめ

薪ストーブ種類まとめ

 

よくあるニーズから、オススメの薪ストーブを選んでみました。

これは、あくまで僕のオススメなので、参考程度にお考えいただけるといいかなと思います。

・寒冷地で、立ち上がりが早い薪ストーブがいい!⇒鋼板製

・杉・ヒノキ等、針葉樹なら手に入りやすい!⇒鋼板製

・インテリアとして楽しみたい⇒鋳物製

・自分でメンテナンスを楽しみたい方⇒鋳物製

・そこまで広く薪置き場に取れないので、とにかく薪の消費を抑えたい!!⇒触媒方式・ハイブリッド方式

・住宅街だから、煙が出ない方がいい!⇒触媒方式・ハイブリッド方式

・メンテナンスが楽な方がいいな...⇒クリーンバーン方式

・とにかく、炎を見て非日常体験をしたい!癒されたい!!⇒クリーンバーン方式

・ペットや赤ちゃんが居るし、ちょっと心配...⇒対流熱方式

・本棚のすぐ隣にしか置けないんだけど…⇒対流熱方式

・ヤカンやお鍋をかけたり、お手軽クッキングを楽しみたい!⇒輻射熱方式、もしくは天板が輻射熱方式

 

の、ような感じでしょうか。

ぜひ参考にしてみて下さいネ。

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