薪ストーブを導入したいけど…と、思っているあなた。
その先に続くのは、まず一番に...
薪の調達ってどうすればよいんだ???
だと、思います。
薪ストーブを使うからには、薪は燃料ですから、なくては困ります。
が、買うとまぁ~...安くはないんですよね 笑
今回は、この薪を
ここ、ポイント!
・タダ、もしくはタダみたいなもんで
・コソコソせずに(言うまでもなく、畑や山林に転がっている倒木等を勝手に持ち帰るのは盗難です!)
・むしろ、地主さんに感謝されながら
・家族や仲間とワクワク楽しみながら
ゲットする方法を、ご紹介します!
目次
薪の調達先の探し方~聞き込み調査【ここで重要なタダ情報と今すぐ使う程度の薪はゲットできる】
まずは、耳を使った聞き込み調査から始めてみましょう!
1)薪ストーブ屋さん
まず、これはやっていただきたいのですが、設置をお願いする薪ストーブ屋さんに聞いてみる、ということです。
通常、最初に薪ストーブを設置する際は、薪ストーブ専門店にお願いしますよね。
薪ストーブ専門店は、薪ストーブを設置しただけで終わりではありません。
ほとんどの薪ストーブ専門店さんが、煙突の施工・屋根等の加工はもちろんのこと、後々のアクセサリー販売や、メンテナンスの相談、そして薪調達の相談にも乗ってくれます。薪づくりイベントを定期的に開催しているお店も多いと思います!
薪ストーブ専門店は、何年も薪ストーブを使っている大先輩ですので、ぜひ、あなたの地域の薪調達に関して、聞いてみて下さい。
お店があなたの地元の場合、ここで有力な情報をゲットできる可能性もあります。
実際、僕が今お世話になっている薪づくりの団体も、薪ストーブ屋さんで詳細な情報をゲットしました。
また、薪ストーブ専門店には、薪を格安で販売してくれるお店や、最初はタダで数立米おまけしてくれる、なんてお店もありますので、ここは必ず、聞いてみましょう。
2)建築屋さん・大工さん
新築で薪ストーブを導入される場合、建築屋さんにあらかじめそのことを伝えておきましょう。
なぜなら、建築屋さんは常に木材を扱う木材のプロですので、色んな木材調達先をご存知です。
さらに、もしかしたら、今までに薪ストーブのある家を設計したことがあるかもしれません。そんな建築屋さんだったら、有益な情報をご存知かもしれません。
忘れてはいけないのが、ご自宅の建築で出た端材は、大工さんに話をしておき捨てずに取っておいてもらいましょう!
もちろん、接着剤が使われている合成材ではなく、薪ストーブで燃やせる無垢材限定でお願いしてください。
我が家の場合、棟梁がトンバッグ(ペットボトルとか空き缶等を大量に運ぶ大きくて丈夫な袋)に、建築時に出た端材をいっぱいに詰めて、おいていってくれました。
さらに、当時近所でもう1件担当していたお宅の端材まで、頂けました。
端材は、火持ちはあまりよくありませんが、既に乾燥していますし、優秀な焚き付け材になります。
3)斧やチェーンソーを扱ってる工具屋さん
タダ、もしくはタダ同然で薪を調達しようと思ったら、絶対に必要なのが、斧やチェーンソー等の工具です。
必ず、この手のお店にお世話になることになります。
ですから、あなたのお住まいの周りで、斧やチェーンソーを扱っている工具屋さんがあれば、当たってみましょう。
斧やチェーンソーを扱っているということは、伐採したり、薪を作っている顧客を持っているということですから、何らかの情報が得られる可能性はあります。
薪ストーブで暖を取っているため、薪が必要なこと、格安、もしくはタダでもらえるところを探している、としっかり伝えてみましょう。
もしかしたら、そのお店の方はご存じなくても、お店のお客様で、薪ストーブユーザーがいれば、聞き出してくれたり、紹介してくれることもあります。
新たな人脈作りにも、期待できますよね!
4)地元の造園屋さん
あなたのお住まいの周りで、『造園』の看板等を見つけたら、ダメ元で、連絡してみると良いと思います。
現在の造園屋さんは、自社で薪を作って販売されていたりもするので、あまり良いお返事はいただけないかもしれません。
でも、もし、造園で切り倒した樹を、別の業者さんに頼んで処理して頂いている場合ですと、あなたが持って帰ってくれると、逆に有難がられることもあります。
薪ストーブで暖を取っているため、薪が必要なこと、格安、もしくはタダでもらえるところを探している、旨をしっかり伝えてみましょう。
5)近所に煙突のある家はないか?
薪ストーブの導入を視野にいれたら、まず近所の家の屋根を見てみましょう。
煙突のついた屋根はないか?
家の庭等に、薪棚が無いか?など。
注意してみれば、意外に街中でも、立派な煙突を持つ家があったりします。僕の自宅の周辺にも徒歩圏内のエリアにざっと10軒ほど煙突のある家を見つけました。
そのお宅に、薪棚があれば、それは間違いなく何らかの方法で薪をゲットしていることになりますから、可能なら、そのおうちの方に聞いてみましょう。
薪ストーブユーザーさんは、割と気さくな方が多いですし、普段無口でも、実は薪ストーブのことを色々話したいと思っている人も多いと思います。
実際、私は、かなーり嬉しいです 笑
聞かれたら、何でも答えちゃいます 笑
ですので、思い切って訪ねて、聞いてみるのも1つの手ですよ。
6)地元の森林組合や、町内の整備団体さん
僕が薪ストーブを導入した時、妻が良く市役所に出向いて、森林組合さんや、県有林の整備団体さんを、片っ端から当たってくれました。妻の行動力には脱帽です……
僕の地域では、それぞれの組合さんが、独自に伐採した木を売りさばくルートを既に持っていたため、タダでゲットすることはできませんでしたが、場所によっては、『〇月〇日の〇時頃、ここで伐採するから、丸太そのまま持っていっていいよ』と言ってくれるところもあるようです。
タイミングが合えば、最高ですよね!
あとは、タダではないですが、森林組合や整備団体さんによっては、丸太1本単位で格安で売ってくれるところもあるようです。
僕の近所の友人には、奥さんの実家が薪ストーブを使っていて、そこでは丸太1本数千円程度で買えるルートがあるらしく、そこでゲットしてもらって、休みの時に奥さんの実家に出向き、玉切り・薪割りさせてもらい、少しづつ家に持ってくる、という方もいます。
(自宅の庭には、丸太1本置けるスペースが無いため、奥さんの実家の庭に置いてもらっているそうです)
また、町内の桜並木の伐採の際に声をかけてもらって、かなりの薪を調達した方もいらっしゃいます。
色んな方法がありますので、ぜひ、薪ストーブを使用していること、それに関連して薪が必要なことを日ごろから近所の人たちに話しておくのも良いと思います。
薪ストーブへの理解にもなりますよ。
7)ご近所さんや友人に聞いてみる
あなたのご近所さんや友人で、庭木の整備を自分でされている方はいませんか?
そういった方の場合、伐採後、大抵は業者さんに引き取りをお願いしてもらっているケースが多いです。
業者さんに引き取りをお願いした場合、伐採木が多ければ多いほど、価格が高くつきますので、もし、あなたが伐採木を貰ってくれるなら、もらってくれた方が嬉しい、というお宅もあります。
あなたが薪ストーブの導入を考えていること、もしくは既に導入していることを話し、伐採木が出る予定が無いか等、聞いてみましょう。
実際に、僕も過去に2度ほど、妻の友人のご実感の庭木整備に呼ばれ、実際に伐採させてもらい、それをそのまま頂いてきたことがあります。
近所にそういったお宅があれば、とてもラッキーですよね。ぜひ、これまでの人脈から探してみて下さい。
絶対にやってはダメなこと
冒頭にもチョコットお伝えしましたが、絶対にやってはダメなこと、それは、畑、道端、山の中などに倒れている(若しくは生えている)木を勝手に貰ってきてしまう行為です。
捨てられているものだから大丈夫だろうなんて思う方もいるのかもしれませんが、これはれっきとした盗難になりますので、絶対にNGです。
そんな場合は、畑、道端に倒れている木に、ご自身の連絡先と薪ストーブユーザーで薪を調達したい旨を記載したメモを残しておき、木の所有者さんから連絡をしてもらえるのを待つことです。
これで、木の所有者さんから連絡が入り、タダで譲ってもらえる、若しくは、格安で購入できるという話になればラッキーです。
薪の調達先の探し方~ネット調査【来シーズン以降、安定して薪をゲットするための方法】
前章では、僕が薪ストーブを導入した際、考え得る全ての方法で、全て実施した方法です。
確かに、ある程度の薪はタダで確保できました。
が...…
全て、安定した確保にはつながらなかったのです。
とにかく地域と薪、伐採に関する情報をゲットするためにキーワードを打ち込みまくりました。
○県、○○市、薪ストーブ、薪調達、薪づくり、薪集め、間伐材、環境保全、森林、NPO、薪イベント…
思いつく限りのキーワードを組み合わせ、Google検索窓に打ち込みまくりました。
ここでの検索ポイントは、
ここ、ポイント!
・お住まいの地域(ネットですので、遠く離れた地域のものも出てきちゃいます)
・薪ストーブ、薪調達、等、目的のワードを必ず入れる(これ入れないと、教育活動団体とか、ちょっと違う方向にずれてしまいます)
です。これらの掛け算で、探していくんです。
そして...ヒットした団体が、
ここ、ポイント!
・実際に活動してそうな団体か?(活動してなかったら、意味ないですからね...…)
・代表の連絡先は記載されているか?(これは団体としての基本ですよね)
・どこかから、クレーム等を受けていないか?(もめ事の多そうな団体さんですと、後々、薪づくり自体を楽しめなくなってしまいます)
などに留意して、コンタクトを取ってみましょう。
そして、実際に活動に参加し、薪がゲットできるかどうか?を聞いてみて下さい。
きっと、あなたの地域にも、何かしらこういった活動をされている団体さんがおられるのではないでしょうか。
我が家のケースをご紹介
我が家の場合は、薪ストーブ導入当初から、薪づくりを行っているNPO団体にお世話になっています。
我が家の場合、冬場の暖を、薪ストーブ1つで取るので、
・タダもしくは、タダ同然の格安で
・安定して
確保する必要があったのです。
最初のシーズンは、我が家を建ててくれた建築屋さん、友人、ネットで乾燥薪を購入等、色々でしたが、やはり安定してとなると、難しかったのですね。
で、ネット検索と薪ストーブ屋さん情報とで浮上したのが、現在お世話になっている薪づくりを行っているNPOの団体です。
そこでは、年間数千円の活動費のみで、週末の午前中は富士山周辺や私有地の伐木&整備などのお手伝いやNPOで販売するための薪を作る作業などをして、午後は自宅用の薪を作って持ち帰らせて頂く、という活動を行っています。
時と場合によっては、大きな樹の伐採に関わらせてもらったりもできますし、何より、地主さんに感謝されながら、薪を持ち帰ることが出来る、という、我が家にとっては願ったり叶ったりの条件が揃っていたのです。
また、薪ストーブに関わる新たな出会いもあり、家族含めてとても楽しく薪づくりをさせていただいています。
最近では、小学生の子供達も、薪割りの楽しさを覚えて、小さ目の薪ならパッカンパッカン割ってくれます 笑
薪づくりの戦力として期待が膨らむばかりです^^
こんな風に、きっとあなたの周りにも、薪ストーブを愛する仲間たちによる、薪調達の楽しい場が、探せばきっと見つかるはずです。
薪ストーブを導入した後、楽しく薪ストーブライフを続けられるかは、楽しく薪を調達できるかどうかだと思いますので、ぜひ、良いご縁に巡り合ってくださいね。